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高分子量ポリマー

ラクトン系ポリマー

1.種類と物性

品種 外観 平均分子量 融点(℃) ガラス転移温度(℃) 分解性
CL-20 半透明固体 50000 116 18 崩壊型
CDL-20 半透明固体 100000 50 -4 溶解型
CLG-244 半透明固体 50000 - 5 溶解型
【略号】
C:εカプロラクトン、L:(L)ラクチド、DL:(DL)ラクチド、G:グリコリド
CLG-244 εカプロラクトン・(L)ラクチド・グリコリド共重合体、
244、εカプロラクトン:(L)乳酸:グリコール酸=20:40:40(mol%)

2.構造式

構造式

3.特徴・性状

  1. ラクトン系ポリマーは、生体内分解性材料として外科用補綴材料に使用される生体適合性材料である。
  2. 溶融成形可能である。
  3. カプロラクトン含量10〜40%の範囲でエラストマー性を有し、高弾性で塑性変形の抑制されたポリマーから柔軟性に優れたものまで性状が変化する。
  4. 分解速度はカプロラクトン含量に影響される。
  5. 分解性に優れたポリマーとしてラクチドのラセミ体を使用したCDLシリーズ、カプロラクトン・ラクチド・グリコリド共重合体であるCLGシリーズがある。この2つのシリーズはポリ(L)乳酸のように分解にともなって細片化せず、表明から溶解する。使用目的に応じて機械的物性および分解速度を制御できる。

4.用途

外科用補綴材料、外科用移植片
DDS用担体等の医療用材料
その他

5.分解性;37℃、リン酸緩衝生理食塩水での浸漬試験

グラフ:分解性;37℃、リン酸緩衝生理食塩水での浸漬試験

6.溶解性

クロロホルム、アセトン、塩化メチレンに可溶
水、メタノール、エーテルに不溶

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