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高分子量ポリマー

トリメチレンカーボネート系ポリマー

1.種類と物性

品種 外観 平均分子量 融点(℃) ガラス転移温度(℃) 分解性
T-100 微黄色固体 400000 - -14 溶解型
TL-70 微黄色固体 100000 - -5 溶解型
TL-50 微黄色固体 100000 - 10 溶解型
【略号】
T:トリメチレンカーボネート L:(L)ラクチド、DL:(DL)ラクチド、G:グリコリド
TL-70 トリメチレンカーボネート・(L)ラクチド共重合体、
70、トリメチレンカーボネート含量70mol%
TLG-442 トリメチレンカーボネート・(L)ラクチド・グリコリド共重合体、
442、トリメチレンカーボネート:(L)乳酸:グリコール酸=40:40:20(mol%)

2.構造式

構造式

3.特徴・性状

  1. トリメチレンカーボネート系ポリマーは、生体内分解性材料として外科用縫合糸に使用される生体適合性材料である。
  2. 溶融成形可能である。
  3. ポリマーの分解状態は、ポリ(L)乳酸のように分解にともって細片化せず、表面から溶解する。分解速度はトリメチレンカーボネート含量に影響され、50%で最大に達する。
  4. トリメチレンカーボネート含量30〜100%の範囲でエラストマー性を有し、剛性で高強度のポリマーから柔軟性のあるものまで性状が変化する。
  5. 分解性に優れたポリマーとして、ラクチドのラセミ体を使用したTDLシリーズ、トリメチレンカーボネートとラクチドおよびグリコリドの3元共重合体であるTLGシリーズがある。使用目的により機械的物性および分解速度を制御できる。

4.用途

外科用補綴材料、外科用移植片
DDS用担体等の医療用材料
その他

5.分解性;37℃、リン酸緩衝生理食塩水での浸漬試験

グラフ:分解性;37℃、リン酸緩衝生理食塩水での浸漬試験

6.溶解性

クロロホルム、アセトン、塩化メチレンに可溶
水、メタノール、エーテルに不溶

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